TIPS5
住民サービス
住民サービスについて一例として考えて欲しいのですが、
住吉市民病院が大阪急性期・総合医療センターに母子医療センターを新設する形で統廃合されました。
この件では住吉市民病院自体は無くなりましたので、すぐ周辺にお住まいの方からは近い病院が無くなったことから住民サービスは低下したと感じられるでしょう。しかし統合することによりハイリスク分娩に対応する等、高度な医療サービスの提供が統合後の病院で行われることになったため、こちらのサービスを受けられた方からしたら住民サービスは向上したとこになります。
住民サービスとはあくまで総量・質で語られるべきであり、一事をもって上がった・下がったという議論は適切ではないと考えてます。
また都構想の議論をする場合、都構想で住民サービスが維持できるのかという議論があります。しかしそもそも今の大阪市で現状の住民サービスを維持する保証はしていませんし、保証してしまうと借金してでもサービスを維持することになるため結局未来につけを残すことになります。
住民サービスを維持・拡充できるかどうかは、あくまで大阪の成長・改革で財源の拡大するしかありません。
都構想で大阪の成長が見込まれ、現状のままいったとしても住民サービスが維持できることを財政シミュレーションで示しております。
- TIPS1戦後の地方制度の動き
- TIPS2都構想の経済効果
- TIPS3過去の不正
- TIPS4東京特別区との違い